東京オフ会  2008.11.22

今年の東京オフ会は目黒の寄生虫博物館を見学して、恵比寿で食事会でした。 参加メンバーは、いぐらさん、AKIRAさん、サナエさんご夫妻、もっちーさん、ぶんぶんさん、ジュラさん、IGGYの8名でした。 皆さん、朝早めに集合して、前から一度は見てみたいと思っていた寄生虫博物館を目指しました。
以下、少しですがオフ会の様子をご紹介します。虫の苦手な方はご注意ください。



目黒にある寄生虫博物館は駅から徒歩15分くらいのところにあります。秋の清々しい空気が気持ちよく、散歩には程良い距離でした。
入り口近くには鳥の体のイラストで、寄生虫はどこに住んでいるのかが分かりやすく表示されていました。

寄生生活をする動物たちが系統樹で表されていました。
原生動物から節足動物にいたるまで なんと7万種もいるそうです。

これは寄生虫の説明パネルにあった可愛らしいイラスト。
条虫の頭部にみられる色々な形の付着器です。かわいらしいものからアホなもの、悪そうな顔、色々いますねぇ。

沢山のホルマリン液漬の標本が並んでいました。
大きなものから糸のようなものまで、本当に様々でした。
「回虫って、こんなにデカいんだ・・・」

こちらは熱帯病の分布図。
ペスト、睡眠病、リーシュマニア病、肝吸虫症など。熱帯地方には恐い病気が多そう。

魚をよく食べる日本人にはお馴染みのアニサキス。
イルカの胃にも寄生しているそうで、すごい標本がありました。

これがそのイルカの胃です。
寄生虫は宿主に致命的な害を与えると自分も生きていけないので、普通は宿主を殺さないとされていますが、こんなに沢山のアニサキスに寄生されたイルカはどうだったのでしょうね。

ペットから感染するトキソプラズマ、犬回虫、猫回虫、猫条虫、犬糸状虫などが紹介されていました。

鮎やワカサギ、シラウオ、モツゴ、カニなども中間宿主になるのですね。

細長い条虫も様々な種類がいます。
太いものから細いものまで、なんだかきれいです。中央はマンソン裂頭条虫。ケンミジンコからカエル、ヘビを経てイヌ、ネコに寄生します。希に人でも成虫になるそうです。

これはコイ科の魚のえらに寄生するフタゴムシ。
蝶のようにみえますが、これは2匹のフタゴムシがくっついた状態です。
博物館の創設者の亀谷さんのライフワークでもあったので、博物館のロゴマークにもなっています。

寄生虫の研究者たちのノートも展示されていました。
そのスケッチの緻密なこと!すごいです。

博物館は1階と2階だけでかなり狭いですが、見所は沢山ありました。最後にもう一度入り口付近にあったホルマリン液漬の標本を眺めて、博物館を後にしました。

食事会は電車で一駅乗って、恵比寿のカフェにて。
やっぱり恵比寿・・・お洒落な雰囲気のお店でした。

ワインも美味しく、鴨肉によく合いました。
里芋とタコのマリネは初めて出会う味でしたね。とっても美味しかったので、うちでもやってみようという人が多かったです。

レバーのパテもなかなか美味でした。

白と赤のワインを3本も空けてしまいました。 お腹がいっぱいになった後は、香りの強いコーヒーとデザートで。渋皮をふんだんに使ったモンブランはとても美味しかったです。 その後はひたすら水を飲んで (^^;) 話は尽きることなく・・・ 気がつけば、もう日が落ちる時刻になっていました。

午前中から夕刻までお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたね。この次お会いするのは新年会でしょうか。
また、イグ話で盛り上がりましょう。