●爪切り

<幼体の爪切り>

イグアナが小さい時は爪も柔らかく、伸びてもさほど問題はありませんが、生後9ヶ月を過ぎたあたりから爪も堅くなりだんだんと人の皮膚に刺さるようになってきます。その頃の爪はまだ細いので、まるで針のように皮膚に引っかかったり刺さったりして、人の手が傷だらけになることも多々あります。イグアナの爪には血管がありますので、それを切ってしまうと出血しますので注意して切らなくてはなりません。人に馴れているイグアナであれば、爪の先からほんの少し(0.5〜1mm)切ってもかまいません。爪切りは人間用のものでもイグアナ用のものでもいいでしょう。人に馴れていないイグアナではとても爪を切ることなどできませんので、そのまま放置しておくよりほかないでしょう。

<馴れていない個体の爪切り>

人に馴れていないイグアナでも、ケガをしたり一度抜けた後に爪が曲がったりして、どうしても爪を切る必要が出てくることもあります。でも、馴れていないイグアナでは爪に触ったり、爪を切るなんていうことは至難の業でとてもやらせてくれません。そんな時は夜、イグアナが寝ている時間に起こさないようにして切ることができます。
やり方は色々あると思いますが、うちのフェリちゃんの場合には頭部に布団やタオルをかぶせて暗くしておくと、寝ていることが多かったので手足だけをそっと布団から引っ張り出して爪を切っていました。でも爪を切る前には完全に寝込むまで30分〜1時間ほど待つことが必要でした。2本くらい爪を切っていると起きてしまったりするので、何回にも分けて切ります。お試しください。

<おとなのイグアナの爪切り>

最初はどれくらい爪を切っても大丈夫なのか分からないと思いますが、光に爪を透かしてみると血管がどのあたりまで来ているのか見ることができます。下の写真のように爪の太さが急に変わっている部分があると思いますが、そのあたりまで切ることができます。もし切りすぎて出血してしまった時にはオキシフルやイソジンで消毒してください。