■ YIL里親探しBBS ■


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里親に出す方

こんなページは作りたくなかった

YILが目指しているのは、世界中のイグアナが幸せに天寿をまっとうすることです。したがって、本来、いかなる理由があろうと、いっしょに暮らしているイグアナを「捨てる」とか、「譲る」とか、「手放す」といったことはあってはならないことです。一度飼育すると決めた以上、飼育者は最大限の努力をし、イグアナを育てる義務があるのです。途中で放棄するような人は初めから飼わないで欲しいのです。また、私たちは、基本的にはそういった自分の都合でイグアナを手放そうとする「人間」を助けたり、応援したりする気はまったくありません。そのことは十分にご理解ください。イグアナがかわいそうに思うだけです。
しかしながら、イグアナ研究所の活動をしていると、イグアナの里親探しの依頼が大変多く舞い込んできます。ろくに調べもせず、安易な気持ちで飼って、手におえなくなったから単に手放したいという人は言語道断ですが、イグアナを愛し、やむない理由でどうしても手放さなければならないという場合もあるでしょう。
YILで飼育している14匹のイグアナはほとんど瀕死の幼体を保護したり、捨てられたものを保護したもので、すでにオーバーフロー状態です。また、各地の動物園もオーバーフロー状態で、引き取ってくれることは少ないようです。そのためか、イグアナを捨てる人も増えています。しかし、野や森に捨てられたイグアナは、秋になって気温が低下すると同時に衰弱し、確実に死に至ります。
それを避けるために、やむなくこの掲示板を開設しました。
イグアナが、国際的に保護しなければならないワシントン条約(CITES)のU類に分類された種であることをお忘れなく。

YILの考える「やむなき理由」の定義

このような掲示板は、安易な気持ちで飼育する人を助長する危険性がありますので、基本的には以下に該当する方のために開いています。
・飼育者の健康上の問題
免疫不全(後天性、先天性)、免疫力を低下させる薬物(抗がん剤など)の服用、強度のアレルギー疾患などに陥り、イグアナの継続飼育が著しく困難、または、飼育者の健康を著しく害する場合。
・事故、障害などの場合
不慮の事故やその後の障害などにより、飼育が困難になってしまった場合。
・家族の健康上の問題
飼育者の家族の健康を著しく害する場合、もしくは、家族の看病などでイグアナを管理する時間がとれない場合。
・経済上の問題
会社の倒産、破産など、本人もしくは家族が経済的にイグアナ飼育を継続するのが困難な場合。
・海外転勤など
法的に許可がおりない、もしくは、イグアナの移送リスクが高い地域への移動。
・保護イグアナ
飼っていたわけではなく、保護したイグアナで飼い主が現れない場合。
・その他
そのままだと、イグアナが不幸になるとYILが認める事情。yama@yil.jpまでご相談ください。

次の例はやむなき理由とは認めたくない事例です(実際によくある問合せです)
・結婚相手がイグアナ嫌いだから手放したい
では、結婚をやめることをお勧めしちゃいます。イグアナ飼っていたら結婚しないなどという相手で良いのでしょうか。
・子供が生まれるから手放したい
今まで飼っていたイグアナを簡単に捨てるような親の元で育った子供は、動物に対する愛情の薄い人間になるでしょう。子供が生まれても同等に愛情を注いで、立派にイグアナも育てている人をたくさん知っています。
・春から大学に行くので飼えない
飼えないのではなく、飼いたくないのでしょう。自分が学生生活をエンジョイするために、飼っていたイグアナを平気で不幸に陥れるような人間になるつもりですか。
・食費と光熱費がかかり過ぎるから手放したい
アルバイトすることをおすすめします。
・強暴なので手放したい
イグアナに対する愛情が足りないのではないですか。強暴に育てて、それを他人に尻拭いさせようと考えるわけですか。
・こんなに大きくなると思わなかった
それは成体の大きさを調べもせずに買った飼い主の落ち度です。生き物を飼うということの認識が甘すぎます。
胸に手をあてて、よく考えてみてください。自分が何をしようとしているのか。単に自分のわがままで、イグアナや他人に迷惑をかけようとしているだけではないのかどうか。

里親に出すイグアナの条件

・雌雄判別
基本的には雌雄の判定ができていること。確実に卵を産んだとか、ヘミペニスを確認したことがあり、雌雄が明らかになっていることが望ましい。分からない場合は動物病院で調べてもらうこと。
・健康なこと
病気がある場合は、自分の責任で動物病院で治療を受けてから里親探しに出すこと。
・馴れていること
人に馴れていて、手からでもエサを食べるレベルになっていること。

費用

イグアナを手放す人数を助長したくないので、上記「やむなき理由」に該当する場合以外、このサイトへの里親募集の書き込みは有料とします。一匹あたり、里親が見つかる見つからないにかかわらず一万円とします。この費用は、YILの運営ならびに、国際イグアナ保護団体(インターナショナルイグアナソサイエティなど)の活動に利用されます(郵便振替 00220-6-5159 山内イグアナ研究所 にお振込みください)。やむなき理由以外で入金確認できない発言は削除します。
里親になっていただける方や検討中の方の発言や質問、また、それに対する応答には一切費用は発生しません。自由にご利用ください。
基本的に、YILでは里親探しの積極的なフォローはいたしませんが、できるだけ早くそのイグアナが幸せになれる方向への協力はします。具体的には、YILからのリンクや、サーチエンジンへの登録です。また、このページへリンクを張るのは自由とします。
里親になってくださる心やさしい貴重な方が見つかった場合、私としては、元飼い主はその方に飼育のための準備金くらいはお支払いするべきだと思います。イグアナ1匹でも温室を買ったり、ヒーターを買ったり、毎日のエサ代や光熱費がかかるわけですから、常識的な範囲でそのくらいは負担するのが当然だと思います。
また、イグアナや飼育設備などの輸送は元飼い主が行うか、輸送費用を負担すべきです。「売ります」とか、「取りに来てくれる方」という考えは捨ててください。

その他の注意

ひとたびイグアナを手放した瞬間から、そのイグアナはもうあなたのものではなくなります。新しく里親になっていただいた方の家族になるのですから、必要以上の問合せやかかわりは迷惑となります。忘れましょう。また、後になって「やっぱり返してくれ」という話は通りませんので、十分に考えてから投稿してください。
この掲示板を利用して発生した不利益については、YILは一切の責任を持ちません。

必須記入事項

・お名前
本名のみ可。ハンドル名や省略名などは禁止。
・住所
都道府県から書いてください。番地まで書くことはないと思います。
・連絡先
メールアドレス、電話、FAXなど、里親になっていただける方が連絡を取る方法
・イグアナのデータ
飼育年数、大きさ(SVL)、雌雄など
・理由
手放す理由
・その他
特に制限はありません
なお、不適切な表現がある場合は本人に確認なく削除することがあります。
また、めでたく里親になっていただける方とコンタクトが取れた場合や問題が解決した場合、その旨この掲示板にご記入ください。過去の投稿を消すのではなく、記録として解決した経緯の報告を記入していただけると他の方の参考になります。削除したい場合はyama@yil.jpまでメールでご依頼ください。

おわりに

以上の規約に同意できる場合のみご利用ください。
この掲示板があまり利用されないことを望みます。

Update:000515
山内 昭(yama@yil.jp)
Yamanouchi Iguana Laboratory
Copyright©2000-2002 Akira YAMANOUCHI